回復食にプロテインがおすすめできない理由|筋肉を減らさない方法を紹介

プロテインと筋肉

ファスティング後の回復時は、体内のタンパク質不足による筋肉の減少が気になり、

「プロテインを飲んだ方がいい?」と思うことがあるでしょう。

ですがファスティングを終えた後の回復食には、プロテインがおすすめできないいくつもの理由があるんです。

今回は回復食にプロテインを飲まない方が良い理由、筋肉を減らさず健康的なデトックスやダイエットを実現するためのポイント、注意点を詳しくご紹介します。

回復食にプロテインはおすすめしない

プロテインを飲むトレーニー

ファスティング期間は水分のみで過ごすことで体内のタンパク質が不足・減少しやすく、回復食にプロテインで栄養を補おうと考える方が少なくはないよう。

回復食にプロテインがおすすめできない理由をさっそく見ていきましょう。

消化に悪いため

プロテインが回復食におすすめできないのは、体内にゆっくりと吸収されて消化に時間がかかり、胃腸への負担につながってしまうため。

そもそもファスティング期間は、

  • 胃腸の働きを休息させる
  • 回復食は少しずつ本来の食生活に戻すウォーミングアップ期間
  • 回復食は「消化の良いもの」を摂るのがマスト

というポイントが基本。

さらにプロテインは牛乳で割ることも多く、日本人は牛乳の乳糖を分解する酵素が少なく消化吸収に時間がかかることも、回復食におすすめできない理由です。

カロリーや糖質過多につながる

回復食にプロテインがおすすめできないのは、カロリーオーバーや糖質過多につながってしまうため。

プロテインは1杯あたり、

  • 180程度のカロリー
  • 15~20g程度の糖質

が含まれそこに牛乳をプラスするとさらにカロリー・糖質ともに増えてしまいます。

ファスティングは太りやすい栄養素の糖質、余分なカロリーを消費することでダイエットやボディメイク効果につながります。

プロテインを回復食に摂ることは、カロリー・糖質過多になりリバウンドのリスクが高まってしまうのです。

トレーニングをしないと筋肉がつきにくい

ファスティング後に筋肉の減少が気になり回復食にプロテインを摂ったとしても、トレーニングなしでは筋肉をつけることが難しいと言えます。

プロテインはそもそも、トレーニング前後に摂取することが筋肉育成の重要なポイントに。

ファスティング後の回復食は少しずつ元の食事内容・生活習慣に戻す期間でもあり、ハードなトレーニングには向かない時期でもあります。

このような理由からも、回復食にプロテインはおすすめできないと言えます。

腸内環境の悪化につながる

ファスティングを終えた後の回復食にプロテインを摂ると、タンパク質の過剰摂取で腸内に悪玉菌が増え、腸内環境が乱れるリスクが。

タンパク質は摂り過ぎると悪玉菌のエサとなってしまうため、便秘やポッコリお腹、免疫力の低下などさまざまな不調につながってしまいます。

回復食は消化に良いものをベースにしつつ、タンパク質をはじめとしたいろいろな栄養成分をバランスよく摂ることが大事。

このような理由からも、回復食にプロテインをメインにしてしまうと栄養バランスが崩れて、腸内環境の悪化や健康状態が悪くなることにつながってしまうのです。

ファスティングで筋肉量は減る?

ストレッチしているトレーニー

ファスティングは体内に溜め込まれたままの余分な栄養や老廃物、毒素を流す目的があるため、筋肉も減りボディラインのしぼみが気になることもあるでしょう。

ですがファスティングをしたからと言って大幅に筋肉が減ることはないと言われています。

この理由は、

  1. 食事をしないことで体内への糖質供給がストップする
  2. 糖質によるエネルギー不足を感知した細胞が残った糖質を使い切る

という体内のサイクル時に、同時に筋肉も萎み減少したように見えるためです。

ですがファスティングによる上記の変化はあくまで一時的なもので、断食を終えて回復食を摂り少しずつ元の食生活に戻すと同時に筋肉も育つようになります。

ファスティングをすると糖質が減り筋肉も減少したように見えますが、あくまで一時的な変化。

筋肉が減るとボディラインがしぼみ、たるみやシワが目立つこともありますが、この変化に対してストレスを溜めてしまうのは心身に良くないため、「あくまで一時的な変化」だと深刻に受け止めないよう注意しましょう。

ファスティングで筋肉量を減らさない方法

軽い筋トレをしている女性

適度に筋肉のあるボディスタイルはしなやかで、カロリーを消費し痩せやすい体質をキープできる大きなメリットがあります。

ファスティングは水分のみで過ごすため、筋肉量を減らさないのが難しく感じてしまいますが、手軽な対策がいくつもあります。

ファスティング中でも筋肉中の減らさない、とっておきの方法を一緒に見ていきましょう。

軽めのトレーニングを習慣にする

ファスティングで筋肉量を減らさないためには、軽めにトレーニングをすることが効果的です。

  1. 全身の筋肉育成に役立つ「スクワット」
  2. 基礎代謝向上に役立つ、大きな筋肉を鍛える「ヒップリフト」
  3. 体幹を鍛えて姿勢やボディバランスを整える「ランジ」

などなど、お家時間や仕事の合間などにもできる筋トレを積極的に実践して、筋肉量を減らさず育てる意識を高めていきましょう。

12~16時間のファスティングをする

ファスティングで筋肉量が減ってしまうのは、食事を摂らず水分のみの丸1~3日間断食が原因になっていることも。

12~16時間のファスティング期間に調整すると、残りの時間で普段通りの食事を摂れるため、タンパク質不足・減少を押さえて筋肉量をキープできます。

この時間内での食事は基本的に制限がないですが、筋肉量の減少が心配な場合はタンパク質を積極的に補うようにしましょう。

回復食に最適なドリンク

ファスティング後の回復食は、胃腸に負担がかからない消化に良いものがベスト。

ここではそんな理想の条件を備えた、おすすめのドリンクをご紹介します。

味噌汁

ファスティング後の回復食に味噌汁を摂ると、十分に休息した腸に発酵食品に含まれた乳酸菌が吸収されて腸内環境が整いやすくなります。

腸は免疫力や幸せホルモンの生成をサポート、健康的なお通じによるデトックスやダイエットを助けるため、腸に良い味噌汁は回復食に理想的です。

野菜スープ

サラダやスムージーを摂るよりもカラダを冷やさず、代謝を上げながらファスティングの成果を引き出す野菜スープ。

ヘルシーなのに栄養バランスが良くて満腹感があるため、忙しい朝や間食代わりにもおすすめです。

食物繊維やビタミンの豊富な野菜はスープにすることでやわらかく食感も良くなり、1杯で満足感の得られるレシピとなっています。

優光泉

ファスティング後の回復食に最適なドリンク「優光泉」は、30年以上も断食施設で用いられてきた実績、歴史のある逸品。

原料はすべて国産の野菜やフルーツで、90.4%もの方が空腹ストレスを感じなくなったとの興味深いレビューを報告しています。

炭酸水やヨーグルトにトッピングしても美味しいスタンダード・梅味のフレーバーがあり、97.4%の方が味に大満足しています。

体質やダイエット目標、期間に合わせたファスティングのノウハウがチェックできる、専用ガイドブックも特典になっているため、初めての方にもおすすめですよ。

まとめ

ファスティング後の回復食にプロテインを用いることは、意外に気づけていなかったデメリットがあるため要注意。

筋肉量の減少が気になってしまったら、ファスティングの期間を調整したり適度にトレーニングをして、健康的な体型としなやかな筋肉をキープしましょう。