豆腐の種類は絹と木綿だけじゃない!厚揚げや油揚げは豆腐の加工食品

豆腐

大豆食品の代表とも言える豆腐は種類が豊富ですよね。スーパーなどで木綿豆腐絹豆腐が仲良く並んでいる光景は、みなさんも見たことがあると思います。

そこで今回は、

・豆腐の種類
・豆腐を使った食品

この2つをたっぷりご紹介したいと思います!

昔ながらの豆腐!木綿豆腐の作り方

豆腐

木綿豆腐は最も一般的な豆腐と言われています。そもそも、なぜ「木綿豆腐」と呼ばれるのでしょうか。

それは、木綿を敷いた型箱の中で作られるため、豆腐の表面に布目が付くことから、そう呼ばれているそうです。

ここでは、木綿豆腐の製法を簡単にご紹介します!

【木綿豆腐の製造方法】

①豆乳とにがりを混ぜて、固める

熱した豆乳ににがりを加え、混ぜます。しばらくすると凝固していきます。※この工程は、豆腐に寄せていくことから「寄せる」と呼ばれます。

②固まったものを崩す

凝固したものを、今度は崩していきます。※次の工程で型箱に入れやすくするために行います。

③崩したものを型に入れ、圧力をかける

崩したものを布を敷いた型箱に入れていきます。いっぱいになったら蓋をして、上から重しを乗せます。※ 型箱には穴が空いていて、そこから「ゆ」が出ていきます。「ゆ」とは、豆腐にならなかった水分と油分のことです。

④水に晒(さら)して、余分なものを取り除く

出来上がった豆腐を、型箱から水槽に取り出します。余分なにがりやアクを取り除きます。木綿豆腐はほかの豆腐と違い、作るときに重しで圧力をかけて「ゆ」を出します。

そのため、量あたりのタンパク質の割合がほかの豆腐よりも高くなっているんです!

ほかにもたくさん!豆腐の種類

ザル豆腐

それでは、木綿豆腐以外の豆腐も見ていきましょう!

絹ごし豆腐

絹ごし豆腐を作るときは「ゆ」を取らないため、使用するのは通常よりも濃い豆乳。にがりや凝固剤の入った穴のない型箱に、熱した豆乳を一気に流し込みます。

すると、流し込む勢いで、にがりや凝固剤は均等に混ざるのです!その後の工程は、木綿豆腐と同じです。木綿豆腐と比べて柔らかく、なめらかな感触が特徴です。

ソフト豆腐

木綿豆腐を作る工程の中で、固まったものをあまり崩さず、「ゆ」もあまり取らずに作った豆腐です。木綿豆腐と絹ごし豆腐のちょうど中間くらいの柔らかさとなめらかさを持っています。

寄せ豆腐(おぼろ豆腐)

名前のとおり、型箱に入れる前の「寄せ」た状態のものです。やわらかくとろけるような食感で、大豆の味が濃厚なのが特徴です。

充填豆腐

冷やした豆乳と凝固剤を1丁づつの容器に充填し、加熱して凝固させてつくります。型箱に入れない、水に晒さない豆腐です。

衛生的で保存性も高く、大量生産に適しています。食感は絹ごし豆腐のようになめらかなため、「充填絹ごし豆腐」とも呼ばれています。一口に豆腐といっても、いろいろな味や食感のものがあるんですね!全種類の豆腐を、食べ比べてみたくなりますね。

これも豆腐でできてるの?豆腐の加工品

油揚げ

ここまで、たくさんの種類の豆腐をご紹介しました。ここからは、そんな豆腐を使った加工食品のいくつかを見ていきましょう!

生揚げ豆腐(厚揚げ)

厚揚げ

表面だけを揚げ、中に豆腐の食感を残したものです。煮物やおでんなどによく使われます。

油揚げ(薄揚げ)

油揚げ

薄く切って脱水した豆腐を揚げたものです。袋状で、ほかの食材を詰めることができます。

がんもどき

がんもどき

潰した豆腐と山芋のすりおろしを混ぜたものに、ごぼうやレンコンを加えて揚げたものです。鳥の「雁(がん)」に味を似せたことから「がんもどき」と呼ばれています。

凍り豆腐(高野豆腐)

高野豆腐

豆腐を凍結、低温熟成させて乾燥させた保存食です。だしに漬け込むなどして味付けをされます。中国から伝わったとされる説も存在します。

豆腐の中では最も陽性なので、マクロビ料理でもよく使われています。

おから

卯の花

豆乳を絞った時に出る搾りかすです。食物繊維を多く含んでいます。茶殻の「がら」と同じ意味を持つ「から」に、丁寧語「御」がついて「おから」になったと言われています。

個人的には驚きの情報ばかりでした!厚揚げは、薄揚げがあるから「厚揚げ」と呼ばれていたんですね!

まとめ

冷ややっこ

いかがでしたか?

豆腐や、豆腐を使った食品は、私たちの食生活の中で欠かすことのできない存在と言えます。ただ、大豆はマクロビ的には身体を冷やす陰性のエネルギーを持つ食品です。1日1回程度の適度な量にして食べるのがオススメ♪

くれぐれも食べすぎには注意してくださいね。おいしい豆腐を適度に取り入れて、笑顔あふれる生活を送りましょう!